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 仕事で培った技術や知識を生かしてボランティアで社会貢献する「プロボノ」が広がっています。職場以外でのやりがいや、セカンドライフのヒントを求める人が増えていることが背景にあるようです。社員の視野が広がることに期待し、取り組む企業も出ています。

プロボノ ラテン語のプロ・ボノ・プブリコ(公共善のために)に由来する言葉で、仕事で培ったスキルや経験を生かして無償でNPOを支援するなど社会課題の解決に取り組む活動。日本では約10年前から広がりつつある。34カ国の52の団体で作る世界的ネットワークもあり、取り組みについて情報共有している。

 大阪府にある商社のデザイン部に勤める深田真美さん(34)は今、相続や介護について相談に応じるNPO法人の活動を周知するリーフレットの製作を進めている。会社も職種も異なる5人のプロボノワーカーでつくる支援チームの一員として、デザインを担当。法人側や利用者のヒアリングを重ね、9月末に試作物を提示した。仕事終わりや休日の作業となるが、「自分のスキルが社会の役に立つと思うとうれしい」と話す。

 プロボノを始めたのは4年前。仕事に慣れ、ボランティア活動をしようと調べるなかで知った。仲介団体を通じて支援したのが、大阪・釜ケ崎で子どもの学習や生活を支える施設。理事長の熱意に「利益追求や業務ではなく、信念と情熱で世の中を支えている人たちがいる」と価値観が揺さぶられた。

 活動中は他のプロボノワーカーから刺激を受ける。「仕事だけの人生は物足りない。プロボノは、誰かに喜んでもらえる充実感を感じながら、学べる場でもあるんです」

 深田さんがプロボノワーカーと…

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