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 住宅を狙った窃盗容疑者の逮捕に協力したとして、愛知県警瑞穂署は3日、名古屋市瑞穂区の女性に感謝状と報奨金1万円を贈った。住宅侵入盗の被害が多い愛知県などが8月に始めた、全国初の「住宅ドロボウ通報応援制度」の適用第1号となった。

 署によると、アパートの自室にいた女性は8月9日朝、叫び声を聞いた。外を見ると、別の部屋に空き巣に入った男が、帰宅直後の住人と鉢合わせして逃げようとしていた。110番通報しながら男を追いかけ、住人とともに取り押さえた。この日感謝状を受け取り、「自分も車上狙いに遭ったことがあり、盗みは許せない気持ちがあった。制度は知らなかったが、報奨金をもらう人が続いてもらえれば」と話した。

 県警によると、愛知県の住宅侵入盗は、今年8月時点ではワースト5位だが、昨年まで12年連続全国ワーストを記録。汚名を返上しようと、県や県警、住宅関連メーカーなどでつくる「県住宅防犯対策協議会」が、犯人検挙に結び付く通報をした人に報奨金を支払う制度を始めた。安藤彰芳・瑞穂署長は「制度をきっかけに検挙につながる通報が増えてほしい。どんなにささいな情報でも寄せてもらえたら」と呼びかけている。期間は今年度末まで。(藤田大道、村上友里)