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 防衛大学校(神奈川県)の上級生や同級生から暴行や嫌がらせを受けたとして、福岡県内の男性が防大を設置する国に約2300万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が3日、福岡地裁であった。足立正佳裁判長は「防衛大の安全配慮義務違反があったとは言えない」として男性の請求を棄却し、国の責任を認めなかった。

 この問題をめぐっては、男性が2016年3月、在学時に学生だった8人と国に損害賠償を求めて同地裁に提訴。地裁は今年2月、8人のうち7人に計95万円の支払いを命じ、判決が確定した。この判決によると、男性は13年4月の入学以降、上級生らに顔を殴られたり、アルコールを吹きかけられ体毛に火をつけられたりする暴行を受けた。国については訴訟が分離されていた。(角詠之)