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 世界的なオペラ歌手のプラシド・ドミンゴ氏(78)が、米ロサンゼルス歌劇場の総監督を辞任すると表明した。同歌劇場で予定されていた今後の出演も見合わせる。同歌劇場が2日、取材に対して明らかにした。ドミンゴ氏は、女性歌手らへのセクハラ疑惑が報道されていた。

 ドミンゴ氏は声明で「私に対する最近の疑義の報道で、私が愛する歌劇場に仕えられなくなる雰囲気になった」と説明。「汚名をそそぐ努力は続けるが、私が総監督から退くことが歌劇場にとって一番の利益になると決心した」として、辞任を表明した。

 AP通信などが8月、ドミンゴ氏が約30年前から女性歌手やダンサーらへのセクハラ行為を繰り返していたと報道。これを受けて同歌劇場が調査していた。ドミンゴ氏は同通信の取材に「同意に基づくものだったと信じている」と説明していたが、9月下旬にも、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場(MET)での今後の出演を辞退したばかりだった。

 ロサンゼルス歌劇場は2日、「オペラの人気を高めてくれたプラシドに感謝したい」との声明を出した。(ニューヨーク=尾形聡彦