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 東京都八王子市にある国立東京工業高等専門学校の学生たちが、印刷された文字を点字に、逆に点字を文字に変換するシステムを開発した。「娘が学校から持ってくる書類に何が書いてあるか分からなかった」。視覚障害のある女性の一言がきっかけだった。

 自動点字相互翻訳システム「てんどっく」で、コンピューターのプログラミングを競うコンテストに挑むプロコンゼミに所属する情報、電子、電気の各工学科の1~3年生15人が開発した。スキャナーとパソコン、プリンターを組み合わせて、①文字→点字②点字→文字③点字をデータ送信、の3機能を持たせた。

 ①では、書類をスキャナーにセットし、「点訳開始」と声で指示すると、文字を読み取って専用の用紙に点字で出力する。A4判の書類なら、2分程度でできる。②は視覚障害者が点字でつづった文書を文字に変換する。③は視覚障害者同士で点字の文書をやりとりできる。

 開発のきっかけは今春、ゼミを…

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