[PR]

 俳人の飯田蛇笏・龍太親子をしのぶ碑前祭が3日、甲府市の山梨県立文学館で開かれた。5回目の今年は、テレビ番組でおなじみの俳人夏井いつきさんが、500人の来場者を前に講演した。

 笛吹市で暮らした蛇笏・龍太を顕彰する山盧(さんろ)文化振興会と、句碑の立つ文学館の共催。夏井さんの講演テーマは「龍太に何を学んだか」。俳句を始めた若い頃は「龍太が教科書だった」と出会いを語った。また、龍太の句「紺絣(こんがすり)春月(しゅんげつ)重く出(い)でしかな」を引用し、「この句から、小さい頃に父が看病してくれた記憶などがなまなましくよみがえってくる体験をした」と、俳句の持つ魅力を語った。(永沼仁)