【動画】作家の東山彰良さんがフォークシンガーの中川五郎さんと語り合った=佐々木亮撮影
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 作家東山彰良さんが朝日新聞西部本社版に連載中の旅エッセー「東山彰良のTurn! Turn! Turn!」のタイトルは、米国のフォーク歌手ピート・シーガー(1919~2014)の曲名にちなんで付けられた。そのシーガーの名曲の数々を、1960年代後半から日本語でカバーしてきたのが、中川五郎さんだ。

 河合塾京都校で「ピート・シーガーと日本のフォーク」と題した中川さんのトークイベントがあり、東山さんに同行して聴きに出かけた。

 実は中川さんは歌手のみならず、翻訳家としても知られる。東山さんが敬愛してやまない米国の作家チャールズ・ブコウスキー(1920~94)の長編小説を日本で最初に訳したのも中川さんだ。「もしブコウスキーが私にとって神だとすれば、中川さんはさしずめ神の言葉を伝える伝道師だということになる」と東山さん。「私とブコウスキーをつないでくれた恩人との邂逅(かいこう)を果たした」とも。

 Turn! Turn! Turn!……。めぐりめぐって出会った2人の音楽・文学談議は、グラスを片手に深夜まで続いた。(佐々木亮)