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 肺がんに有効な分子標的薬と、がん細胞が血管を新しく作るのを邪魔する薬を併用すると、分子標的薬を単独で使う場合と比べて再発リスクが4割減ることが、近畿大などの研究チームによる臨床試験でわかった。それぞれの薬は肺がんで保険適用されているが、併用すると保険がきかない。チームは2剤併用の保険適用と、肺がんの化学療法の標準治療に加えることを目指す。

 肺がん患者の約3割は、「EGFR」という遺伝子に変異がある。EGFRの遺伝子変異がある患者に効く分子標的薬は、「イレッサ」「タルセバ」「タグリッソ」など複数開発されている。

 ただ、分子標的薬を使い続けていると、薬が効きにくくなるという問題がある。その中でもタグリッソが効きやすいとされており、ほとんどの患者は、タグリッソを最初から使うことが推奨されている。

 近畿大の中川和彦教授(腫瘍(しゅよう)内科)らはタグリッソを温存し、まずは別の薬タルセバを先に使うことを考えた。さらに、がん細胞は自分のまわりに血管を新しく作り、栄養をとりいれる性質があるため、それを邪魔する薬も併用することにした。

 EGFRに変異がある患者約450人を対象にタルセバと、がん細胞に血管を作らせないようにする「サイラムザ」を併用した場合と、タルセバを単独で服用した場合で比較した。

 薬が効かなくなって腫瘍(しゅ…

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