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 「ヒュ~ドロドロ」といえば、お化けや幽霊の登場場面に欠かせない効果音。聴覚を通して脳に働きかけ、恐怖を倍増させてくれるBGM(?)の定番だ。

 国立民族学博物館(大阪府吹田市)で開催中の「驚異と怪異」展の一角に、真っ暗な部屋がある。いずこともなく聞こえてくる奇怪な音や声。目をこらすと正面に真っ黒な仕切り。これをスクリーン代わりに、効果音を文字に変換した言葉の羅列が映し出され、生き物みたいにうごめく。実際の音や心情などを文字で表現する、漫画でおなじみのオノマトペだ。

 死霊の叫びのごとき「ヲー」の群れが地からわき上がり、何かが「ぎいぎい」ときしむ。跳びはねる「バタバタ」は、まるでポルターガイスト現象のよう。

 視覚に比べ抽象度が高いとも言…

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