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 ロシアの国ぐるみのドーピング問題に翻弄(ほんろう)されず、東京五輪への道を模索するロシア選手がいる。女子走り高跳びのマリア・ラシツケネ(26)だ。ドーハで開催中の陸上の世界選手権では、同種目史上初の3連覇を達成。2020年東京五輪に出場するために、あらゆる対策を練っている。

 高く、美しく。短めの助走から踏み切った180センチで細身のラシツケネの体は、フワッと浮き上がると、バーの上を簡単に越えていく。9月30日に行われた、女子走り高跳び決勝。ライバルが失敗するなか、2メートル04までの8回の跳躍を全て一発で成功させた。優勝が決まると、ロシア記録の2メートル08に1人で挑戦。クリアはならなかったものの、笑顔がはじけた。英語の通訳を介して「3連覇なんておとぎ話のよう。とても幸せ」と喜ぶ。

 ロシア南部カバルジノ・バルカル共和国にある人口約5万人の街出身。ドーピング問題の影響で、世界選手権には2大会連続で「中立選手」として個人資格で出場した。厳格な検査を経て国際陸連が承認した30選手だが、胸中は複雑だ。ウィニングランではロシア旗を持てず、表彰台で流れたのは、国際陸連の賛歌だ。

 五輪ではもっと悔しい思いを経験した。2016年リオデジャネイロ五輪は、国ぐるみのドーピング問題でロシア陸連が資格停止。米国を拠点にしていたほかの1選手のみ、個人資格での出場が認められた。国内で調整していたラシツケネは、許可は降りなかった。

 東京への思いは強い。30日の…

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