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 伝統を受け継ぎながら、独自性をどう表現するか。伝統工芸に携わる作家の永遠の課題だろう。今年で没後10年になる三代徳田八十吉は、色のグラデーションで九谷焼に新風を吹き込んだ。その足跡をたどり、三代が収集した作品も紹介する企画展が小松市立錦窯展示館で開かれている。

 三代徳田八十吉(1933~2009)は、祖父にあたる初代から伝授された釉薬(ゆうやく)の調合をもとに、200以上の中間色を開発。緻密(ちみつ)に塗り分けて高温で焼くことで、美しく輝くグラデーションが特徴的な作品を生み出した。花鳥などの文様ではなく、色の変化だけで成り立つ新しい九谷焼は高く評価され、大英博物館など海外でも所蔵されている。

 館内には、三代が影響を受けた言葉を記したパネルがある。若いころ、「九谷焼は好きではない」と言ったら、初代の工房に絵付けに来ていた洋画家から、こう言われたという。

 「ここの家には九谷の最高の技…

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