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 ラグビー・ワールドカップ(W杯)で日本代表は5日、1次リーグ第3戦のサモア戦に臨みます。これまでの両国の対戦成績は、日本が4勝11敗と大きくリードされていますが、前回大会の1次リーグでは日本が勝利しました。とはいえ、「アイランダー」と呼ばれ、南太平洋のラグビー強豪国として知られてきたサモアは過去のW杯でベスト8に進出したこともあります。ところで、サモアってどんな国なのでしょうか。注目の一戦を前に調べてみると、実はグローバルな広がりを持つ国でした。

 日本の外務省によると、サモアの正式な名称は「サモア独立国」。というのも、サモアは南太平洋の真ん中の東西に長い諸島の名称で、そのうち西側の二つの島がサモア独立国、東側の残りの島は米国に属する米領サモアになっているからです。

 サモアの歴史は1722年にオランダ人の探検家がサモア諸島を発見したことに始まります。1860年代にはドイツ、英国、米国が支配権をめぐって勢力を争いました。1899年にはドイツが当時、西サモアと呼ばれていたサモア独立国を、米国が現在の米領サモアを領有しました。西サモアは1919年に国際連盟からの委任で、ニュージーランドが統治するようになります。1962年に太平洋諸島の国々では初めて独立を果たし、97年には西サモアからサモア独立国と国名を変えました。

 サモアの面積は2830平方キロメートルで東京都の約1.3倍。世界銀行によると、2017年時点の人口は約20万人です。青森県八戸市の人口が約23万人(8月末現在)なので、日本の地方の中心都市ほどの規模です。そんなサモアは、どうしてラグビーの強豪国になったのでしょうか。

 サモアといえば、屈強な体格の男性を思い浮かべる人も多いでしょう。ラグビー日本代表の選手からも「サモアは重い」「個々が強く、破壊力がある」とパワーを警戒する発言が出ています。

 約40年前から2~3年に1度はフィールドワークで通う文化人類学者の山本真鳥・法政大学教授(69)は「その身体能力は、『すごい!』のひと言」と話します。

 その印象は、1978年にハワイ大学に留学したとき、サモア出身の大学院生がバレーボールをする姿を見た時の驚きから来ているそうです。「お相撲さんとまでは言わないが、かなり太めでがっちりタイプの男性がネット際で高々と跳び上がってスパイクを打ったのには心底驚いた」と振り返ります。

 90年代ごろまではジャッキを…

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