結愛ちゃん父「いらだちが暴力に」 目黒虐待死の裁判

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阿部峻介 新屋絵理
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 東京都目黒区で船戸結愛(ゆあ)ちゃん(当時5)が虐待死したとされる事件で、保護責任者遺棄致死などの罪に問われた父親の雄大被告(34)の第4回公判が4日、東京地裁であった。虐待した理由について雄大被告は「自分のしつけが正しいと強く思い過ぎ、うまくいかないいらだちが暴力に向いていった」と述べた。

 衰弱死していった結愛ちゃんの気持ちについては、言葉を選びながら「言い表せない深い悲しみ、怒り、辛(つら)い、無念で仕方ない。そんな気持ちだったんじゃないかと思っている」と答えた。

 弁護人から2016年4月に母親の優里(ゆり)被告(27)と結婚した理由を問われた雄大被告は「実父のいない結愛の存在が大きかった。両親がそろっているほうが子どもにはいいと思った。笑顔の多い明るい家族にしたかった」と話した。

 しかし、血がつながっていな…

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