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 関西電力の役員らが福井県高浜町の元助役・森山栄治氏(故人)から金品を受領した問題で、関電が高浜、大飯両原発の関連工事の用地について、森山氏が顧問を務めていた土木建築会社「吉田開発」の所有地を借り受けていたことがわかった。工事は「特命発注」と呼ぶ随意契約で、用地までも吉田開発を活用していた。工事は高浜原発が再稼働した2016年前後に発注していた。

 関電によると、原発事業を統括する原子力事業本部(同県美浜町)は14~17年、高浜、大飯両原発の関連工事を含む計113件を吉田開発に発注。吉田開発への直接発注は22件、ゼネコンなどを通じた間接発注は91件あった。この間の発注額は約51億円にのぼる。

 直接発注した22件のうち、指名競争などによる発注が12件で、競争入札を経ない特命発注による随意契約が10件あった。関電によると、この10件は高浜、大飯両原発のアクセス道や資機材置き場、駐車場の整備工事などで、こうした用地の一部には吉田開発の所有地が含まれていた。取材に対し、関電は吉田開発と賃貸借契約を結んだことを認めた。ただ、詳しい工事内容や件数、金額などについて関電は明らかにしていない。

 2日に公表した調査報告書によ…

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