[PR]

スポーツ好奇心

 9月15日にあったマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)で優勝し、東京五輪の代表に内定した前田穂南(ほなみ)〈天満屋〉。女子マラソン界で一躍、時の人となった兵庫県尼崎市出身の23歳の素顔とは? 彼女をよく知る人たちに話を聞いてみた。

 圧倒的な強さを見せた。30度近い気温と多湿のなかで行われたMGCのレース。前田は20キロ付近で抜け出すと、そのまま独走し、2位の鈴木亜由子(日本郵政グループ)に4分近い差をつけてゴールテープを切った。その後の会見では「いつのまにか後ろの選手がいなくなっていた」と笑いながら語り、会見場を和ませた。ただ、そのおっとりした口調とは裏腹に、前田の母・麻理さん(45)は「あの子は芯が強い。弱音を吐いたところは見たことない」と言い切る。

小学生時代、ダイナミックな絵

 前田家では娘の将来の可能性を広げようと、多くの習い事をさせた。2歳から高校まではピアノ、小学生の頃は美術教室、水泳、バスケットボールを習った。その中でも、美術教室で描いた絵は、今の前田を表しているという。麻理さんは「口数は少ないけど、絵はすごくダイナミック。心の奥には何か強い気持ちのようなものを持っているんだろうなと思った」。それは、走ることでも同じことだった。

 中学から本格的に始めた陸上。高校は大阪薫英女学院高に進んだ。当時、1学年上には、部のエースとして活躍し、MGCにも出場した松田瑞生(ダイハツ)がおり、1学年下や同級生にも力のある選手が多く、前田は全国高校駅伝で補欠。注目を浴びることはなかった。だが、同校の安田功監督(58)は「決して前田に力がなかったわけではない。あのときの世代は層が厚かった」とし、「それでも前田は文句を言わずに黙々と練習し続けた」と振り返った。

■「優勝します…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら