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 東京都内の劇場で一般公開されていた中国の長編アニメ「白蛇:縁起」と「羅小黒戦記」を見ました。たっぷり見ごたえがあって面白い。CGアニメの前者はスケールが大きく、オタク趣味的なエロも薫らせます。手描きアニメの後者は、キレとスピードのあるアクションにタイミングばっちりのギャグ、おまけにケモショタ!(注:半人半獣のかわいい男の子)。何もかも心得ておりますという感じで、「いやー、すっかり追いつかれちゃったな」というのが実感です。中国恐るべし。

 その昔、東映動画(現・東映アニメーション)が制作した日本初のカラー長編アニメ「白蛇伝」の基になった中国の伝説を、CGアニメにしたのが「白蛇:縁起」。ワーナー映画と組んだ米中合作です。白蛇の精である美女と人間の青年の恋。そこに、妖力を誇る妖怪側と仙術を操る人間側のバトルが絡みます。

 「白」と「青」のヘビ姉妹が半人半獣の姿になり、三つ首の鶴にまたがった道士と対決。姉妹が縄のように絡まってのたうって尻尾でダブルアタック! 道士はおびただしい金色の小さな鶴をビームのように放って応戦! 見ごたえがあります。クライマックスは巨大な鶴(紙片の集合体)と山のように大きなオロチの大怪獣映画になってサービス満点。紙片やらウロコやら、表面のディテールが複雑なデカブツをシネスコ画面いっぱいに大暴れさせるところに、CG技術とマシンパワーの余裕を感じます。

 映像クオリティーとしては、デ…

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