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(4―5日、世界陸上 男子20キロ競歩)

 黒ぶちメガネの奥の目が、きょろきょろと動いた。6・5キロすぎ。2位集団にいた山西は「ここが決断のタイミングだと思った」。ライバルたちの顔や息づかいを確認すると、すうっと飛び出してトップの中国選手をとらえた。誰もついてこないと見るや、さらにペースを上げて抜き去っていった。

 思惑とは違った。終盤に勝負をかけるのが定石と言われる20キロ競歩。京大卒の23歳も「ラスト2、3キロの勝負になる」と考えていた。ただ、「単純なラスト勝負だとダッシュの速さで決まって負けてしまう」。前半からペースを上げて疲れさせた状態で終盤に持ち込む狙いだったが、誘いに乗ってこなかった。

 それでも臨機応変に対応できる…

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