【動画】太鼓の音でモードチェンジ 線路と道路を走行可能な阿佐海岸鉄道のDMV=高橋豪撮影
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 阿佐海岸鉄道(徳島県海陽町)が導入する、線路と道路の両方を走る「デュアル・モード・ビークル」(DMV)の車両全3台が一般公開された。2020年度、阿佐東線(海陽町―高知県東洋町)で世界初の営業運転を目指している。

 5日、海陽町の文化施設「阿波海南文化村」の駐車場に並んだ3台のDMV。スダチと県鳥のシラサギが描かれた緑色の2号車「すだちの風」と、坂本龍馬のシルエットと太陽がデザインされた赤色の3号車「阿佐海岸維新」はこの日が初披露だ。訪れた人たちは、青色の1号車「未来への波乗り」を含む3台と一緒に記念撮影を楽しんだ。会場でDMVのペーパークラフトをもらった海陽町の小学2年、満尾羽流君(7)は「前のでっぱりがかっこいい。早く乗ってみたい」。

 会場では、鉄道用の車輪を出し入れする「モードチェンジ」の実演も。海部高校の郷土芸能部の生徒が「ドンドドンド」と軽快なリズムで太鼓を打ち鳴らし、「ソレソレ」「セイヤセイヤ」と声を上げる中、十数秒で切り替えが完了した。

 生徒の太鼓の演奏は、実際の営業運転時にも車内や車外のスピーカーから流される予定。DMVの観光活用を考える「あさチェン推進会議」に依頼され、すでに録音を済ませたといい、部長の大田葵さん(2年)は「『世界初』に関われて光栄。元気さを伝えようとたたきました」と話した。(高橋豪)