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 「DV等支援措置」が認められたのに住所が漏洩(ろうえい)した事案が、この10年、少なくとも41自治体で計46件起きていたことがわかった。DV被害者を支援する一般社団法人「エープラス」(東京都)には、毎年500件ほど、不安や悩みが寄せられる。中には、漏洩した住所に加害者が現れたケースもあるという。

 30代女性のケースはこうだ。数年前、新居アパートのドアを開け、夕食の買い物に出かけようとした時、見覚えのある顔が飛び込んできた。目は合ったが、何も話さない。じっと、顔をにらまれ、「全身の血の気が引いた」。とっさにドアを閉め、鍵をかけた。転居して逃れたはずの夫だった。

 結婚後すぐ、暴力や暴言を受けるようになった。家事の失敗で「おまえはダメだ」とののしられ、殴られた。蹴られたり、首を絞められたりしたことも。布団に寝ることは許されず、並べた椅子の上で仮眠した。

 子どもたちも暴力や暴言を受け…

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