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 2020年米大統領選をめぐり、トランプ大統領がウクライナに介入を依頼したとされる「ウクライナ疑惑」に関し、弾劾(だんがい)調査を進めている米下院の3委員会は4日、ホワイトハウスに対して関連文書を提出するよう、召喚状を送った。ホワイトハウスが調査への協力要請を無視しているとして、18日までに文書の提出を求めている。

 マルバニー大統領首席補佐官代行あてに送られた召喚状では、「大統領は記者会見で、弾劾調査に『いつも協力している』と述べたが、明らかな間違いだ。ホワイトハウスは再三の要請を無視している」と指摘。「この召喚状に協力しない場合、弾劾調査に対する司法妨害の証拠とみなされる」と警告している。

 米メディアによると、3委員会はポンペオ国務長官に対しても、ウクライナ疑惑に関する文書を4日までに出すよう召喚状を出していた。ただ、ポンペオ氏は期限を守らなかったという。

 トランプ氏は7月、ウクライナのゼレンスキー大統領との電話会談で、20年大統領選の民主党有力候補であるバイデン前副大統領に絡む疑惑を調べるよう求めた。トランプ氏は「圧力も見返りもない」と正当化するが、民主党は自身が有利になるよう外国を選挙に介入させようとしたとして弾劾調査に踏み切った。(ワシントン=土佐茂生)