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 香港の「覆面禁止法」が施行された5日、数千人の市民らが、拘束されるリスクを承知でマスク姿で抗議の声を上げた。しかし、警察は強引に取り締まる姿勢をみせず、デモの規模も限定的。互いに出方をうかがう神経戦の様相だが、6日も大きなデモが呼びかけられており情勢は流動的だ。

 覆面禁止法施行初日の5日、香港各地で自発的な抗議デモが起き、夜まで続いた。

 香港島の繁華街、銅鑼湾(コーズウェイベイ)では、昼過ぎからデモが始まった。覆面禁止法の規則では、警察の許可を得ていないデモに顔を覆って参加するのは違法になるが、数千人の参加者はあえてサングラスやマスクをして集結。「覆面に罪はない」「悪法には道理がない」などと声を合わせながら、香港島中心部の中環(セントラル)まで行進をした。

 黒いマスクをつけて参加した会社員の男性(28)は「政府は一方的にデモ隊を暴徒と決めつけ、好きなように法律を作った。暴政そのもので、市民として許せない」。美容関係の店で働く女性(25)は仕事の休憩時間にデモに参加。勤務中につけるマスク姿で歩きながら、「この行為が犯罪になるなんて、いかにばかばかしい法律か身をもって訴えたい。香港政府には、もう何も期待しない」と憤りを話した。

 九竜半島の繁華街・旺角(モンコック)近くでも人々がマスク姿で手をつないで歩道を歩くなど、各地で抗議があった。

 デモが始まった当初、警官の姿はまばらで、デモ参加者を検挙する動きは見せなかったが、香港メディアによると、夕方以降、中環近くの路上でマスク姿の男女が警察に取り押さえられるなどしている。

暴動起こせば「政府の思うつぼ」

 「今デモ隊が暴れて街で大騒ぎ…

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