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 関西電力の幹部らによる金品受領問題を追及するため、野党の国会議員らは5日、大阪市の関電本店や福井県高浜町を訪問した。高浜町では、金品を渡した元助役宅や顧問を務めていた土木建築会社などを視察。臨時国会で真相解明を進めていく考えをアピールした。

 立憲民主、国民民主、共産、社民の各党や無所属議員らでつくる「野党関電疑惑追及チーム」のメンバーら。5日午後、高浜町元助役の森山栄治氏(故人)の自宅周辺を歩いて外観を確認したほか、森山氏が顧問を務めていた「吉田開発」、同社が町から工事を請け負った施設なども視察した。また、元町議から森山氏の影響力について聞き取りも行った。

 野党議員らは5日午前には関電本店を訪問。事前に経済産業省を通じて関電側に面会を求めていたが、「担当者が不在」だとして警備員が対応。責任者の国会出席を求める要望書を警備員に手渡した。要請書によると、国会審議や野党の合同ヒアリングの場で関電の責任者が真相を明らかにすることを求め、回答期限を8日正午としている。

 視察後、チーム座長の今井雅人衆院議員(無所属)は記者団に「(関電は)しっかり説明責任を果たしてほしい」と強調。「公共性の高い事業者に賄賂のような金が行っているのは非常に問題だ。行政や政治家の関与があったかどうかも大きな争点だ」と述べ、国会の場で疑惑を追及していく考えを示した。

 一方、立憲民主党の枝野幸男代表は訪問先の北海道浜頓別町で5日、追及チームが関電の担当者と面会できなかったことについて「電力会社は公的機関。(事前にお願いをしても)応じていただけないのは、公的機関の責任を放棄したと言わざるを得ない」と批判。「話を聞かせていただけないなら、国会に来ていただくしかない」と述べ、関電関係者の国会招致の可能性に言及した。(小林豪、井上昇)