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 三重県四日市市の市立四日市病院で2016年2月、80代男性患者に対し、気道を確保するチューブを誤って挿入する医療ミスがあったことがわかった。男性は措置中に死亡したが、今年8月、遺族との間に示談が成立し、賠償金300万円が支払われた。

 病院によると、入院中だった男性が呼吸不全になり、医師が人工呼吸器に切り替えるためチューブを口から気管に挿入しようとしたが、誤って食道に挿入したという。男性の死後、病院が誤挿入に気づいて県警に通報。司法解剖の結果、死因は結核だった。病院側は「誤挿入が死亡の直接原因ではないが、(適切な処置があれば)延命の可能性がなかったとは言い切れない」と釈明した。

 このほか同病院では17年12月、CT検査中の60代女性患者が検査台から落下し、骨折する事故も発生。検査技師の指示にミスがあったとして、賠償金370万円を支払う示談が成立している。