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 大津市の天孫神社の例祭「大津祭(まつり)」(宵宮(よみや)12日、本祭(ほんまつり)13日)の曳山(ひきやま)のミニチュアを、彦根仏壇事業協同組合(滋賀県彦根市)が作った。ともに江戸時代から続く文化と技術のコラボレーションとして実現した。JR大津駅で15日まで、展示されている。

 高さ145センチ、長さ132センチ、幅73センチで、それぞれモデルとなった曳山「源氏山」の4分の1の大きさに忠実に再現した。精巧な図面を元に、2017年から3年間かけて制作した。

 仏壇づくりは分業で、彫刻や漆塗りなど七つの工程に、それぞれ職人がいることから「工部七職(こうぶななしょく)」と呼ばれる。ミニチュアでも七職の技術が駆使された。

 制作費は国の補助金を含めて約800万円。駅前広場で6日に披露された。組合の宮川孝昭理事長(75)は「初めての挑戦で最初は『難しいかな』と思った。でも完成品を見て、うれしくて涙が出た。彦根仏壇の技が見事に生かされ、荘厳にできあがった」と話した。(筒井次郎)