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 気候危機への対応を各国政府に求めるロンドン発の市民運動エクスティンクション・リベリオン(略称:XR、訳:絶滅への反抗)のデモが、7日から世界60都市で一斉に行われる。4月のXRデモではロンドン中心部で道路を封鎖するなどして1千人以上が逮捕された。スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(16)ら著名人も賛同し、発足1年で急速に世界に広がる一方で、過激な行動には批判もある。

 XR参加者が各国政府に対応を求めるのは、①気候に関する真実を市民に伝えて、非常事態を宣言すること②温室効果ガスの排出を2025年までに実質ゼロにすること③温暖化や生物多様性を調査して対応を決める「市民議会」を立ち上げること――の三つだ。4月のXRデモ後、英政府は50年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにすると打ち出したが、XR参加者は「遅すぎる」と反発した。

 核になっているのはどんな人たちか。東ロンドンのオフィスを訪ねると、老若男女がパソコンを打ったり話し合ったりする中を、おむつ姿の赤ちゃんがはい回り、混沌(こんとん)としていた。

 主要メンバーの一人、ジェシカ・タウンセンドさん(56)の本業はライター。XRでは活動情報を共有するネット上の音声番組の司会を担当している。7日から始めるデモでは「絶対に逮捕されたい!」と意気込む。

 XRの抗議活動の特徴は、デモ…

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