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 宮若市の県立鞍手竜徳高校の温室で、ピンクや赤紫のシクラメンが開花を始めた。農業環境系列の2、3年の生徒24人が春から大事に育ててきた。楽しみにしていた地域住民らが買い求めに来るという。

 ガラス張りの温室は広さ約180平方メートル。シクラメンは葉が群がるように生い茂る。そのため、下から出てくる花芽に日が差すように葉をかきわける「葉組み」の作業が欠かせない。夏休み中も当番を決めて、室内が40度にもなる温室で手入れをしてきた。春先に仕入れた850鉢が夏の暑さにやられ、「商品」になるのは500鉢ほどという。

 花は2種類あり、市価より安い1千円と1500円(税込み)で販売。例年、11月末までに売り切れるという。収入は全額、来年の経費に回る。

 3年生の髙橋翔君(18)は「夏は汗だくで大変ですが、買いに来られた方の笑顔を見ると、育てたかいがあったと実感できます」と話した。(遠山武)