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 長崎県壱岐市の壱岐島でしか販売されない雑誌が昨秋、創刊された。漫画カルチャー誌「COZIKI(コジキ)」。長崎県壱岐市を舞台に、古事記にまつわる漫画や歴史作家のエッセー、壱岐での撮り下ろし写真などで構成されている。

 発行するのはライスプレス(東京)。もともと、壱岐島で何か仕掛けたいというところから企画は始まったという。稲田浩編集長は「古事記にも出てくるこの島は神社も多く、パワースポット的な魅力がある。また、日本には手塚治虫さんをはじめとする漫画の神様たちが多くいる。この二つの神様をつなげて、壱岐と漫画を融合させたかった」と話す。

 発行は年2回。これまで3号出され、発行部数は約3千部。里中満智子さん、藤沢とおるさん、最果タヒさん、藤代冥砂さんら、1冊ごとに約20人の漫画家や作家、写真家らが参加し、思い思いの「壱岐」を漫画だけではなく文章や詩、写真などで表現している。

 あえてインターネット販売には対応せず、主に壱岐島の土産物店や旅館、市立一支(いき)国博物館などに並べている。「壱岐へ足を運んでもらい、手に取ってもらうことにこだわった」と稲田さん。最新号の第3号は9月20日に発売されたばかり。1200円(税別)。(谷辺晃子)