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 優雅に泳ぐ姿が水族館では人気でも、網を破りアサリを食い荒らすエイは、漁師にとっては厄介者。そのうえ時間が経つと臭くなるので、鹿児島県の錦江湾では、網にかかれば捨てられてきた。そんなエイが「海のジビエ」として特産品に生まれ変わろうとしている。秘密は、地元料理人が開発した調理法にあった。

 9月7日、錦江湾の北側に接する同県姶良(あいら)市の居酒屋で、市立蒲生(かもう)小学校の教員や保護者ら約10人がエイの南蛮漬けとエイ肉を使ったホットサンドをさかなに、盛り上がっていた。いずれも錦江湾で網にかかったエイを使った料理だ。

 参加者からは「骨がなくていい」「姿からは想像できない淡泊な味」と味に対する好印象を抱く感想が相次ぎ、「学校給食で出してほしい」といった声も上がった。教頭の宮元秀樹さん(45)も「身近な錦江湾の魚なので、給食に出せば子供たちが地産地消を学ぶのにもいい」。

 この日集まった同市出身者らによれば、20年ほど前までは、地元では釣りでエイがかかると家庭でも刺し身や唐揚げにして食べていたという。ただ時間が経つとアンモニア臭を放つ難点があった。

 姶良市によると、錦江湾にはナルトビエイやツバクロエイ、アカエイなど数種類が生息する。約3年前、異常発生した時期があり、当時それを知った同市の和食料理人、梛木(なぎ)春幸さん(49)が桜島の灰を使う「灰干し」でアンモニア臭を消す調理法を考案した。

 梛木さんの働きかけで、市内6…

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