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 安倍晋三首相の所信表明演説に対する代表質問が7日、衆院で始まった。野党統一会派を代表して立った立憲民主党の枝野幸男代表は、関西電力の金品受領問題や消費増税時の混乱を中心に追及した。

 枝野氏は追及の「3点セット」の一つと位置づける関電の問題で、首相の姿勢を問いただした。役員らに渡された金品を「原資は電力料金か税金に由来する『原発マネー』そのもの」と指摘。こうした「資金還流」が原発政策の根幹にかかわるとして、政府による徹底調査を要求した。さらに「受け取っていた関電幹部は当然辞職すべきだ」としつつ、見解を聞いた。首相は関電の第三者委員会で調査を行うとしたうえで、「経営問題も含め、再発防止などの措置を講じることで信頼回復に努めることが必要」と答えた。

 枝野氏はさらに、あいちトリエンナーレへの補助金全額不交付については「密室で突然決められ、違法、不当」と断じ、撤回を求めた。首相は「文化庁の判断」として応じず、萩生田光一・文部科学相も判断を「適切」と強調した。

 消費増税に合わせて導入されたキャッシュレス決済へのポイント還元策について、枝野氏は、中小事業者の参加が少ないとする批判をぶつけた。首相は「最近は1日1万店ペースで、事業者の申請が増加している」と反論した。

 国会運営では混乱も生じた。憲法改正の手続きを定める国民投票法改正案をめぐり、大島理森衆院議長が5日に「臨時国会で合意を見つけてほしい」と呼びかけたことに、野党側が反発。本会議の開会が約1時間半、遅れた。