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 明治、大正期のうだつの町並みが残る徳島県三好市井川町辻で7日、地元の辻小学校の5、6年生18人が土壁塗りに挑戦した。まちおこしグループ「辻まち応援団」と県建築士会三好地域会が初めて開いた。

 応援団メンバーで、辻小学校の卒業生でもある1級建築士の細川友也さん(38)=美馬市=が、子どもたちに歴史ある町並みに誇りと愛着を感じてもらおうと呼びかけた。この日、児童たちは左官職人の近藤清一さん(61)=三好市池田町=らの手ほどきで、ふるいにかけた砂を土やわら、水と混ぜて壁土を作り、長さ20メートル、高さ1・4メートルの土壁に塗っていった。6年生の馬場愛莉さん(11)は「職人さんはすごい。この町並みが好きなので、これからも守っていきたい」。

 辻地区は吉野川北岸や祖谷との交通の要衝にあたり、刻みたばこの製造や商業地として栄えた。しかし現在は空き家も目立つ。地元住民らでつくる「辻まち生活圏活性化協議会」は、古民家を改修して交流施設「辻のいろり」をつくり、毎週土曜に朝市を開くなどしている。(福家司)