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 国が来春の完成を目指す八ツ場(やんば)ダム(群馬県長野原町)で試験貯水を始めて1週間。ダム周辺では平日の7日も、沈みゆく景色を眺める地元住民や観光客の姿が目立った。ダム本体を間近に見る展望台には一時、行列もできた。

 川原湯地区に住む冨澤吉太郎さん(79)も八ツ場大橋を歩いて水没の様子を見た。「見慣れた橋や木々が更地にならずに案外残されたので、だんだん水につかるのを見るのも嫌だな」

 試験貯水を1日から始めた国土交通省八ツ場ダム工事事務所は、ホームページでダム湖の水位情報の公開を準備中だという。(菅野雄介、丹野宗丈)