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 トランプ米大統領が米国産トウモロコシの追加購入を日本が約束したと主張していることについて、安倍晋三首相は7日の衆院本会議で、「米国と(購入の)約束や合意をした事実は無い」と述べて、否定した。立憲民主党の枝野幸男代表への答弁。

 答弁によると、首相は8月25日にトランプ氏と会談した際、国内で初発見された害虫対策としてトウモロコシを前倒し購入すると伝えた。「民間企業が購入するが、この対策の実施によって米国のトウモロコシが購入されることを期待している」と説明したという。

 害虫の被害状況については、九州中心の19府県に発生が拡大したことを指摘。「防除や蔓延(まんえん)対策に全力をあげている段階で、被害量を見通すことは困難」と述べるにとどめた。

 トランプ氏は日米首脳会談後の共同記者会見で、「米国内の至るところでトウモロコシが余っている。中国がすると言っていたことをしていないからだ。日本はそのトウモロコシを全て購入する」と発言。これを「安倍首相と合意したことの一つ」と明言した。(大日向寛文)