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 関西電力の役員らによる金品受領問題は、八木誠会長や岩根茂樹社長らトップの辞任に追い込まれる事態に発展した。その原因となった金品は、1着50万円相当のスーツ仕立券や1枚155万円の金貨など、あまり目にしないものばかり。「百貨店でも普通には買えない」といい、八木氏はスーツ2着を実際につくっていた。一体どんなものなのだろうか。

 オーダースーツ専門店の「ツキムラ」(大阪市)によると、スーツ券は結納返しや出世祝いとして贈るケースが多いという。八木氏らが受け取っていたのは生地が同封されていたもの。まずは店に持ってゆくか、担当者に自宅に来てもらって採寸を受ける。体形にぴったりと合ったスーツを仕立ててもらい、後日受け取る仕組みだ。

 ただ、1着50万円クラスとなると、型紙を一から作る「フルオーダー」で、縫製も手縫い。何度も採寸や試着をしながらサイズを微調整してつくるという。別の紳士服店の担当者は「バブル期は大企業の社長クラスが着るものだったが、今ではかなり珍しい。百貨店でも外商でしか販売していないのでは」と話す。

 関電が2日公表した社内調査報告書では、福井県高浜町の森山栄治元助役(故人)から、20人が計約3億2千万円分の金品を受け取っていた。なかでもスーツ券は11人に計75着、3750万円分が渡っていた。実際に仕立ててしまうなど、61着は返却していない。

 2着分を使った八木氏は2日の会見で、「値段がよくわからず、儀礼の範囲内として使用した」と釈明したが、紳士服店の担当者は「桐(きり)箱に入っていたり、扱う店も限られていたりする。高価なものと推測できるのでは」と話す。

 スーツ券は現金と比べ、受け取…

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