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 9月にあった東京五輪のマラソン代表選考レースで優勝した三重県四日市市出身の中村匠吾選手(27)=富士通=が8日、四日市市役所と県庁を訪ね、職員らに代表内定を報告した。

 中村選手は優勝後、初めて地元に戻ったという。市役所では、集まった職員に「皆さんの応援が力になっている。しっかり練習し、十分なパフォーマンスを発揮できるよう頑張りたい」とあいさつした。

 県庁での鈴木英敬知事との面談では「帰ってくる場所があるのはすごく幸せ。期待に応えられるように頑張りたい」と、故郷への感謝を口にした。五輪への抱負を問われると、「メダルを目標にし、残り10カ月、しっかり準備したい」と落ち着いた口調で述べた。

 中村選手は小学校時代、四日市市の内部陸上少年団で陸上競技を始め、高校は伊賀市の県立上野工(現伊賀白鳳)に通った。9月15日、東京五輪とほぼ同じコースで争われた「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」を2時間11分28秒で制し、代表切符をつかんだ。(関謙次、黄澈)