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 安倍晋三首相は8日の参院代表質問で、選択的夫婦別姓について「夫婦の別氏(べつうじ)の問題は家族のあり方と深く関わる。国民の間に様々な意見があり、慎重な検討が必要だ」と述べ、これまでと同じく慎重姿勢を示した。

 立憲民主党の長浜博行氏に対する答弁。長浜氏は、首相が4日に行った所信表明演説で「みんなちがって、みんないい」などと多様性を認め合う重要性を訴えたことを高く評価。その上で「いくらほえても中身が何もなければ国民は失望する」と首相を挑発し、夫婦別姓に関する認識を尋ねた。だが、首相は慎重な答弁に終始し、従来の姿勢を崩さなかった。

 首相は今年夏の参院選前の党首討論会で、夫婦別姓に賛成なら挙手するよう求められた際、他の6人の党首全員が手をあげる中で一人だけ手をあげなかった。その際、意図について「政治はイエスかノーかではない。あんまり印象操作するのやめた方がいいと思う」と語っていた。(永田大)