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 三陸鉄道の取締役会が8日、宮古市で開かれた。3月末のリアス線開業で利用者は前年同期の2倍、運賃収入は2・4倍に増えるなど好調ぶりが報告された。

 大船渡の盛―久慈駅間の4~8月の利用者は49万5千人。8年ぶりに開通した釜石―宮古駅間も約半分の25万人を占めた。大型連休や三陸防災復興プロジェクトなどのイベント開催による観光客が、乗客数を押し上げたという。運賃収入は2億9千万円。個人での利用は1億6千万円で3倍に、高校生らの定期利用は6千万円で2倍に増えた。今年度の決算見通しが示され、経常赤字は前年度より1億2千万円少ない2億6千万円。補助金などで補塡(ほてん)した純利益は3千万円で、2015年度以来4年ぶりの黒字になる見込み。

 中村一郎社長は会見で、宮古市の田老駅と摂待駅の間に計画している新田老駅について、「来年3月までに整備したい」と述べた。年間目標の116万人の利用については「今後も団体の予約が入っている。冬場はこたつ列車などのイベント列車もあり、目標を達成したい」と話した。(大久保泰)