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 さいたま市見沼区の集合住宅で9月、住人の小学4年生進藤遼佑(りょうすけ)さん(9)の遺体が見つかった事件で、埼玉県警は、死体遺棄容疑で逮捕した継父の無職進藤悠介容疑者(32)を、殺人容疑で9日にも再逮捕する。進藤容疑者は否認しているが、当初の供述や防犯カメラの映像などから、ほかに関与した人物はいないと判断したとみられる。捜査関係者への取材でわかった。

 捜査関係者によると、進藤容疑者は9月17日夕方、自宅で遼佑さんの首を圧迫して殺害した疑いがある。遺体は翌18日未明、自宅向かいの空き部屋のメーターボックス内で見つかった。

 進藤容疑者は逮捕当初、帰宅した遼佑さんに通学時にかぶる帽子をなくしたことを注意した際、「そんなに言わなくてもいいじゃん。本当の父親じゃないのに」と言われて立腹したと説明。電気コードで首を絞めて殺害したと述べていたが、送検後に否認に転じていた。

 通学路などの防犯カメラを精査した結果、遼佑さんが帰宅する姿は映っていた一方で、下校後に行く予定だった英会話塾へ向かう姿は確認されなかった。午後6時ごろに母親(42)が帰宅した際は自宅に遼佑さんの姿はなく、県警は母親の帰宅前に進藤容疑者が自宅で遼佑さんを殺害し、遺体を隠したとみている。自宅から押収したコード類と、首に残っていた絞められた痕が似ているという。