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 乳がん手術後の乳房再建や豊胸のための人工乳房(インプラント)を入れた女性の一部に特殊なリンパ腫が起きた問題で、厚生労働省は8日、リンパ腫のリスクが低いとされる代替の製品を新たに承認したと発表した。今後、公的医療保険が適用され、国内で販売される見通し。

 新たに承認を受けたのは、アラガン(本社・アイルランド)社製の人工乳房。袋の表面がざらざらしたタイプの人工乳房で特殊なリンパ腫が起き、同社は7月、自主回収して販売を停止していた。今回表面がなめらかな別のタイプの承認を新たに受けた。

 国内で乳房再建を目的に承認を受けて販売されている人工乳房は、アラガン社製のみ。同社は表面がざらざらしたタイプの製品しか販売していなかったため、保険診療での人工乳房を使った再建手術は現在、ほぼ中断されている。(富田洸平)