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 J1湘南の曺貴裁監督が選手やチームスタッフにパワーハラスメントを繰り返していたとして、Jリーグから処分を受けた2日後の6日夜だった。ホームで川崎に0―5と大敗した湘南のロッカールームは荒れた。

 パワハラ疑惑発覚から1カ月半。選手から噴き出だしたのは、ため込んでいたクラブや仲間への不信感や不満だ。監督退任に至る背景には、追い詰められた選手たちの勇気ある行動があった。

 昨季王者の川崎との一戦で、湘南の守りは前半15分で崩れた。クロスからつながれたボールが岡本の頭に当たって入る、不運なオウンゴール。ここから、チームは音を立てるように崩れていく。

 同21分、26分、35分と立て続けに失点。それぞれの選手は懸命に走っているが、組織立った守りにはならない。無用な反則が繰り返され、集中力も切れていた。持ち直した後半も攻撃は空転した。

 8月11日の磐田戦を最後に、曺貴裁監督はクラブの判断でチームから離れていた。代わりに指揮を執ってきた高橋コーチは記者会見で、「失点すると自信がなくなってしまう。精神的なケアも必要かと思う」と過酷な状況で戦っている選手たちを思いやった。

 最後に、「これからクラブのほうでこれからのことが決まっていくと思う」と意味深な言葉を残した。

 いつもは試合後すぐに開始する会見が、大幅に遅れて始まった。試合後のロッカーについて、同コーチは「選手同士で話があった。いまの状況でどうやって前へ進んでいくかを話し、少し時間がかかりました。前向きな話になった」と説明していた。

 実際のロッカーは異様な雰囲気に包まれていた。監督不在の間は4敗2分けで勝ち星はなく、11位だった順位は残留ぎりぎりの15位まで落下。複数のクラブ関係者によると、若手選手が口火を切ったという。

 「監督が憔悴(しょうすい)し…

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