もう市民を傷つけたくない 香港、バッジを置いた警察官

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香港=宮嶋加菜子
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 香港で逃亡犯条例改正問題を発端とする政府への抗議デモが始まって4カ月が過ぎた。政府は条例案を撤回したが、警察との衝突は激しさを増し、6月以降の拘束者は2300人を超えた。政府と市民の対立が深まるなか、誇りをもっていた警察官の職を捨て、社会の再生を目指す女性がいる。

 9日午後、邱●(さんずいに文)珊(キャシー・ヤウ)さん(36)は、11月に行われる区議会議員選挙への立候補の届け出をし、香港島の湾仔(ワンチャイ)駅前に立った。

 「当選したら、湾仔の人たちの暮らしが少しでも良くなるよう頑張りたい」。緊張気味にそう話した。

 邱さんは8月まで警察官だった。「市民のために働きたい」と、2008年に警察官となり、刑事課や機動隊で働いてきた。

 デモが本格化した今年6月…

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