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 1922年に黄金のマスクなどが出土し、「20世紀最大の考古学的発見」と言われた古代エジプトのツタンカーメン王墓。そこで発見された紀元前14世紀の二輪馬車に、本来は天蓋(てんがい)(傘)が取り付けられていたことがわかった。現存する天蓋付き馬車としては世界最古になるという。

 カイロ市郊外に来年開館する大エジプト博物館(GEM)に展示するため、JICA(国際協力機構)の協力のもと、ツタンカーメン・コレクションの保存修復にあたる河合望・金沢大学教授(エジプト学)中心の研究チームとGEMの合同調査でわかった。

 6台出土したチャリオット(いわゆる戦車)と呼ばれるうちの1台で、人が乗る部分は幅1・02メートル、奥行き44センチ。前に突き出た長い柄を含む全長は2・03メートル。2頭の馬にひかせていたと考えられている。木製で、表面は金で覆われている。

 天蓋も木製で幅98センチ、奥行き44センチ、高さ2・01メートル。台形の枠から28本の骨が放射状に張り出し、折り畳める。今は失われているが、亜麻布(あまぬの)が張られていたと推測されている。

 二つはばらばらに出土したため…

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