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 ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会の試合運営に台風19号が影響を与える可能性が高まり、主催する国際統括機関「ワールドラグビー」(WR)と大会組織委員会は、12日と13日にある計7試合の開催判断に頭を悩ませている。

 7試合は各チームにとっての1次リーグ最終戦。A組の日本―スコットランド(13日、横浜)は8強による決勝トーナメント進出がかかる試合になりそうで、台風が直撃する可能性のある12日のニュージーランド―イタリア(愛知・豊田)、イングランド―フランス(横浜)なども優勝の行方を占う試合。組織委幹部は「安全が最優先されるが、できるだけ試合中止にしたくない」との立場だ。

 運営側は代替会場での無観客試合のほか、3連休最終日となる14日への延期も検討している。ただいずれもチームの移動や宿泊場所の確保、観客への周知など課題が多く、9日午前現在で決定に至っていない。幹部は「様々な想定を重ね準備している」という。

 代替開催の場合は2日前までに判断することにしており、10日にも方針が決まる見込み。試合中止の場合は遅くとも試合開始6時間前までに決定し、規定によって両チーム引き分けで勝ち点2が与えられる。

 今回で9回目となるW杯では過去に試合が中止になった事例はない。今月2日のフランス―米国(福岡)は台風18号の影響で一時開催中止が検討されたが、台風の進路がそれ実施された。(野村周平)