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(9日、プロ野球CS第2ステージ 巨人5―2阪神)

 ガツンと先制パンチを食らわせて、そのまま逃げ切る。巨人が理想とする試合展開で先手を取った。口火を切ったのは、丸。一回、先頭を出しながら、坂本勇が遊ゴロ併殺打で倒れた直後だった。カウント3ボール2ストライクから、直球に反応する。打球はバックスクリーン左へと飛び込む先制ソロとなった。

 「外のまっすぐをしっかり打ち返せた。CSは先制することが大事。先に点がとれてよかった」と丸。昨季まで広島でリーグ3連覇を果たし、短期決戦の緊張感は熟知している。まして相手は勢いに乗る阪神だ。この一発が呼び水となり、続く岡本は左翼へソロ。二回も亀井、坂本勇の連続適時打でリードを広げた。

 シーズン終盤、丸の調子は下降線をたどっていた。打つ瞬間に、腰を通常とは逆方向にひねって体を極力開かずにバットを出す「ツイスト打法」を阿部の助言で試みた9月12日のDeNA戦では2本塁打を放ったものの、本人いわく「苦肉の策」は長続きしない。最終戦までの出場10試合に限ると、打率は1割に満たなかった。

 ペナントレース終了後、「立ち位置とか、スイングの軌道をもう1回見直した。自分としてはいい準備ができた。まだ1試合終わったばかりではっきりとは言えないが、いい期間になったと思う」と丸。救援陣は九回にもたつくなど、シーズン同様決して盤石とはいえないだけに、中心打者の復調は大きい。(山下弘展)

■勢いそがれ…

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