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 京都新聞社は9日夜、ノーベル化学賞の受賞者の決定を速報したヤフーニュースへの配信記事で、実際には受賞していない日本人の研究者の名前を一時、誤って掲載した。同社の記者が気づき、すぐに記事を修正したという。「点検ミス」と説明している。

 記事には受賞者として、旭化成名誉フェローの吉野彰さん(71)のほか、今回は受賞していない日本人研究者の名前を掲載。あらかじめ受賞を想定して用意していた記事から名前を削除し忘れ、そのまま配信してしまったという。

 京都新聞社はヤフーニュースへの配信記事の末尾に、「一時、誤った共同受賞者の記された記事を配信しました。関係者や読者におわびします」とするおわび文を掲載した。

 毎日新聞社でも、毎日新聞ニュースサイトに9日午後7時49分から4分間、吉野さんと、別の日本人研究者を含む計3人がノーベル化学賞を受賞した、との誤った記事を掲載した。同社によると、あらかじめ準備していた原稿に必要な修正をせず、掲載してしまったという。誤った記事はすでに削除され、同社はニュースサイトにおわび文を掲載した。

 同社社長室広報担当は、「読者や関係者にご迷惑をおかけしましたことをおわびします。今後、確認を徹底するなど再発防止に努めます」とのコメントを出した。