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 米高級食品店「ディーン&デルーカ」(DEAN&DELUCA)が発祥の地ニューヨークなどで大量閉店し、米国での存続が危ぶまれている。輸入食材や高級総菜を扱う大型スーパーの攻勢や、食料品のネット通販の広がりで競争が激化。給料の遅配や仕入れ先への代金未払いが常態化するなど、経営が行き詰まっていた。

 D&Dは米国に約10カ所残っていた店舗を、7月以降に相次ぎ閉店した。本拠のニューヨーク・マンハッタンでも続々と店が閉まり、最後まで開いていたソーホー地区の本店も7日までに営業をやめた。

 「残念ながら一時的に店を閉じます。近く再開します。30年以上、地域の一員だったことは誇りです。ご支援ありがとうございました」。ドアにはそんな貼り紙があった。店内には、商品が空っぽの陳列棚などが営業時のまま残っていた。

 1977年にソーホーで創業したD&Dは、当時まだ珍しかった輸入食材や高級総菜を扱い、「食のセレクトショップ」の市場を切り開いた。日本では2003年、東京・丸の内に初出店。ロゴをプリントしたトートバッグが若い女性の間で流行した。

 ただ、米国では高級スーパー「ホールフーズ・マーケット」など、オーガニック食材やグルメ食品を幅広く扱い、店内で飲食もできるチェーン店がシェアを拡大。珍しい食材を手軽に買えるネット販売の普及もあり、顧客を奪われていた。

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