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 製紙2位の日本製紙は10日、豪州の包装材メーカー「オローラ社」の段ボール事業を、約1200億円で買収すると発表した。日本製紙の海外買収案件としては過去最高額となる。

 オローラ社の段ボール事業は、豪州やニュージーランドで高いシェアを持っている。日本製紙は子会社を通じてオローラ社に段ボール向けの「原紙」を卸しており、今回の買収で、加工まで一貫して手がける体制を整える。

 人口減少やペーパーレス化が進む日本国内では、新聞などに使う紙の需要は2006年を境に右肩下がりで、海外事業の強化が急務になっている。業界最大手の王子ホールディングスの売上高に占める海外の割合が32%に達しているのに対し、日本製紙は18%にとどまっており、今回の買収で収益力を高めたい考えだ。(江口英佑)