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 子どもたちに伝統芸能を引き継いでほしいと、大分県宇佐市の宇佐小学校で10日、狂言の体験教室があった。21日に宇佐神宮である「御神能(ごしんのう)」に地謡で出演する地元メンバーらでつくる「宇佐神宮神能を伝承する会」が主催した。

 講師は御神能にも出演する狂言師の中島清幸さんや秋吉英二さんら。中島さんらは6年生23人を前に、教科書にも載っている「柿山伏」を披露。児童たちもステージに上がり、すり足や声の出し方などを教わり、カラスの鳴き声などにも身ぶりを交えて挑戦した。

 緒方淳也君(12)は「こうした文化がずっと続いてほしい」。伝承する会の並松吉昭さん(76)は「狂言を知ることで、子どもたちの世界が一歩でも広がってくれたら」と話していた。

 御神能は神宮内の能楽殿で正午に開演。演目は狂言が「二人大名」、能が武田志房さん、飯冨雅介さんによる「猩々(しょうじょう)」。チケットは2千円。問い合わせは宇佐神宮(0978・37・0001)へ。(大畠正吾)