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 ノーベル化学賞の受賞が決まった吉野彰・旭化成名誉フェロー(71)は10日、ノーベル賞の賞金の一部を環境、エネルギー分野の研究者支援に使う考えを明らかにした。日本化学会(東京)で会見し、「頂いたお金は自分が決めたことに使いたい。環境やエネルギー分野で具体的な研究テーマを示し、実現できる方を支援したい」と話した。

 吉野さんは、2013年度に受賞したエネルギー分野のロシアの国際賞の賞金を日本化学会に寄付して「吉野彰研究助成事業」を創設。これまでに環境・エネルギー分野の研究者4人に各200万円を支援してきた。今回のノーベル化学賞で吉野さんが受け取る賞金は300万スウェーデンクローナ(約3300万円)。この一部を化学会へ寄付し、助成事業の基金に追加するという。(杉本崇)