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 様々な日本酒の有名銘柄で知られ、それらをつくる全国最多の88蔵元を抱える新潟。日本酒では強いブランド力を誇るが、日本酒市場が縮小する中、その座に安住することもできなくなっている。そうした中、慣例からの脱却を目指す経営者らがいる。「酒どころ」で今、何が起きているのか。

バイヤー「圧倒的ブランド」

 成田空港に近く、訪日客も多く訪れる大型商業施設・イオンモール成田(千葉県成田市)。8月下旬、酒類売り場の人目に付きやすい通路沿いの陳列棚に、新潟の清酒「越乃寒梅」がずらりと並んでいた。

 イオンは7月下旬から、越乃寒梅をつくる石本酒造(新潟市江南区)と直取引を始めた。比較的安い「白ラベル」「別撰(べっせん)」を約400店舗、「特撰(とくせん)」などの高級品も21店舗で販売する。イオンの担当バイヤー・鈴木誠さん(49)は「越乃寒梅は日本酒の中でも圧倒的なブランドで、清酒売り場の売り上げを主導している。年末商戦に向けて取扱店舗を増やしていきたい」。

 石本酒造はこれまで、全国各地の小規模小売店と特約店契約を結び、大半をこの特約店だけに卸していた。街の小さな酒屋の店主が酒造りのこだわりを消費者に丁寧に説明し、買ってもらうことを想定したビジネスモデルだ。1980年代に口コミで評判が広がり、地酒ブームを主導。入手のしづらさから一時は「幻の酒」とも呼ばれた。

記事後半では、蔵元を悩ませる違法転売や「ニセ酒」の実態に迫ります。人気ブランド「獺祭」が講じた策とは?

 しかし90年代以降の規制緩和…

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