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 山形国際ドキュメンタリー映画祭2019の開会式が10日、山形市中央公民館であった。17日まで市内の映画館など6カ所で計約170本が上映され、「インターナショナル・コンペティション」「アジア千波万波」両部門で審査もある。

 開会式では、山形交響楽団が金管八重奏を披露し、過去15回の映画祭を訪れた監督らの映像を上映。運営NPO法人の加藤到副理事長が「映画と人の祭典を心ゆくまでご堪能下さい」とする大久保義彦理事長のあいさつを読み上げた。

 オープニング作品として、今年亡くなった米国のジョナス・メカス監督が来日時に撮影した「富士山への道すがら、わたしが見たものは…」を上映。生前のメカス監督と鼎談(ていだん)した上山市の農民詩人、木村迪夫さんが登壇し、芋煮会をした思い出などを振り返った。

 木村さんは、映画祭の仕掛け人だった故小川紳介監督が上山市に住むきっかけもつくった。30周年を迎えた映画祭について「一番喜んでいるのは、何と言っても小川紳介だと思う。小川紳介に拍手して下さい」と呼びかけると、会場中に拍手がこだました。(上月英興)